>小部経典
8 テーラガーター
2.10. ヴァサバ長老の詩偈
彼は、かつて、自己を傷つけ、のちに、他者たちを傷つける。鳥捕りが囮で〔獲物を捕る〕ように、ひどく傷ついた自己を〔さらに〕傷つける。
〔真の〕婆羅門は、外に色(資格・特色)があるのではない。内に色があるのが、まさに、婆羅門である。スジャーの夫(インドラ神)よ、彼のうちに、諸々の悪しき行為(悪業)があるなら、まさに、彼は、黒き者である。ということで――
……ヴァサバ長老は……。
〔以上が〕第一の章となる。
その〔章〕のための、摂頌となる。
〔しかして、詩偈に言う〕「まさしく、しかして、ウッタラ、ピンドーラ(ピンドーラ・バーラドヴァージャ)、ヴァッリヤ、ティーリヤ聖賢(ガンガーティーリヤ)、および、アジナ、メーラジナ、ラーダ、スラーダ、ゴータマ、ヴァサバとともに、これらの十者の大いなる神通ある長老たちが有る」と。