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8 テーラガーター

2.19. ナンダ長老の詩偈

〔わたしは〕根源“あり”のままに意“おもい”を為すこと(如理作意:固定概念なく思い考えること)なきがゆえに、〔自己を〕装うことに専念してきた。〔心が〕高ぶり、かつまた、動揺し、欲望〔の対象〕にたいする貪り〔の思い〕に苦悩する者として、〔わたしは〕存してきた。

〔他を導く〕手段(方便)に巧みな智ある方(ブッダ)によって、太陽の眷属たる覚者(ブッダ)によって、わたしは、根源のままに〔道を〕実践して、〔迷いの〕生存のうちにある心を、〔明るみへと〕引き出した。ということで――

 ……ナンダ長老は……。