>小部経典
8 テーラガーター
2.34. イシディンナ長老の詩偈
法(教え)を保つ者たる在俗信者(優婆塞)たちが、「諸々の欲望〔の対象〕は、常住ならざるもの(無常)である」と語っているのを、わたしは見た。彼らは、諸々の宝珠や耳飾りにたいする執着〔の思い〕に染まった者たちであり、子たちにたいする、そして、妻たちにたいする、期待〔の思い〕ある者たちである。
執着の者たちは、この〔世において〕、法(真理)を知らないがゆえに、また、たとえ、〔彼らが〕「諸々の欲望〔の対象〕は、常住ならざるもの(無常)である」と言うとして、しかして、彼らに、貪欲を断つための力は存在せず、それゆえに、〔彼らは〕依存ある者たちとなる――〔すなわち〕妻や子に、そして、財に。ということで――
……イシディンナ長老は……。