>小部経典

8 テーラガーター

3.14. ゴータマ長老の詩偈

まさに、〔わたしは〕輪廻しつつ、地獄へと赴いた。繰り返し、餓鬼の世〔界〕へと赴いた。また、苦しみあふれる畜生の胎において、種々様々な類に、まさに、長きにわたり、わたしは住んだ。

さらに、また、人間としての生存に満悦し、一回、〔また〕一回と、天上の衆へと赴いた。諸々の形態ある界域(色界)と諸々の形態なき界域(無色界)に、諸々の表象あるにもあらず表象なきにもあらざるところ(非想非非想処)に、止“とど”まり住んだ。

諸々の発生するものは、真髄なきもの、形成されたもの、動揺するもの、常に動くものと、善く知られた(あるがままに見られた)。それを、「自己から発生するもの」と知って、わたしは、気づきの者となり、まさしく、寂静〔の境地〕に正しく到達した。ということで――

 ……ゴータマ長老は……。