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8 テーラガーター

4.10. ダンミカ長老の詩偈

法(正義)は、まさに、法(正義)を行じおこなう者を守る。善く行じおこなわれた法(正義)は、安楽をもたらす。善く行じおこなわれた法(正義)には、この福利がある。〔すなわち〕法(正義)を行じおこなう者は、悪しき境遇(悪趣)に赴かない。

まさに、法(正義)、および、法(正義)ならざるものの両者は、報いを等しくするものではない。法(正義)ならざるものは地獄へと導き、法(正義)は善き境遇(善趣)へと至り得させる。

「それゆえに、まさに、諸々の法(正義)にたいし、欲〔の思い〕(意欲)を為すように」〔と〕、かくのごとく、〔常に法を〕喜び楽しんでいる者は、善き至達者たる如なる方(ブッダ)によって〔導かれる〕。法(正義)における安立者たちとして、優れた善き至達者(ブッダ)の弟子たちは〔世に有る〕。慧者たちは導かれる――至高にして優れた帰依所(ブッダ)に至る者たちとして。

腫物の根は破断され、渇愛の網は完破された。彼は、〔生死の〕輪廻が滅尽した者、しかして、〔彼には〕何ものも存在しない――満月〔の夜〕の月明かりのなかの月のように。ということで――

 ……ダンミカ長老は……。