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8 テーラガーター
4.11. サッパカ長老の詩偈
清らかで白き覆“おおい”(羽毛)の鶴たちが、黒雲の恐怖に怯え、避難所を求め、避難所へと逃げ行くとき、そのとき、アジャカラニー川〔の景色〕は、わたしを喜ばせる。
極めて清浄なる白き鶴たちが、黒雲の恐怖に怯え、〔身を寄せる〕洞窟を見つけられずに、洞窟を遍く探し求めるとき、そのとき、アジャカラニー川〔の景色〕は、わたしを喜ばせる。
そこの両〔岸〕にあるジャンブ〔樹〕たちは、そこにおいて、いったい、誰を、喜ばせないというのだろう。わたしの洞窟の後ろにある川岸を、〔それらは〕美しく荘厳する。
蛇の群れからうまく逃れた蛙たちが、ゆっくりと鳴き声を立てる。今日は、諸々の山川からの離住の時にあらず。アジャカラニー〔川〕は、平安で、至福で、極めて喜ばしきもの。ということで――
……サッパカ長老は……。