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8 テーラガーター

2 二なるものの集まり

第一の章

2.1. ウッタラ長老の詩偈

何であれ、〔迷いの〕生存(有)は、常住のものとして存在しない。あるいは、また、諸々の形成〔作用〕(諸行:形成されたもの・現象世界)は、常恒のものとして〔存在しない〕。しかして、それらの〔心身を構成する五つの〕範疇(蘊)は再生し、他なるものから他なるものへと死滅する。

この危険を知って、〔わたしは、迷いの〕生存に義(目的)なき者として〔世に〕存している。一切の欲望〔の対象〕から出離した者として〔世に存している〕。わたしによって、煩悩の滅尽は得られた。ということで――

 まさに、このように、尊者ウッタラ長老は、諸々の詩偈を語った、という。