>小部経典
8 テーラガーター
5.4. スマナ長老の詩偈
師父(和尚)は、不死〔の境処〕(涅槃)を待ち望んでいる〔弟子〕を資助した――諸々の法(教え)において、それを切望しながら。わたしによって、〔弟子として〕為すべき〔務め〕は為された。
「伝え聞きでない〔あるがままの〕法(真理)は、自ら、実証され、獲得された」〔と〕、清浄の知恵ある者として、疑いなき者として、〔わたしは〕あなたの前で説き示した。
〔わたしは〕過去(前世)の居住を知る。天眼は清められた。わたしによって、正なる義(目的)は獲得され、覚者(ブッダ)の教えは為された。
〔気づきを〕怠らないわたしの学びは、あなたの教えにおいて、善く聞かれたものとなり、わたしの、一切の煩悩は滅尽し、今や、さらなる〔迷いの〕生存は存在しない。
〔あなたは〕聖なる説き手として、わたしを教示した。〔あなたは〕慈しみ〔の思い〕ある者として、〔わたしを〕資助した。あなたの教諭は、無駄ならざるもの。〔あなたに〕学んだ内弟子として、〔わたしは〕存している。ということで――
……スマナ長老は……。