>小部経典
8 テーラガーター
5.11. ソーナ・クティカンナ長老の詩偈
しかして、わたしによって、〔戒の〕成就は得られた。そして、〔わたしは〕煩悩なき解脱者として〔世に〕存している。しかして、わたしによって、世尊である彼(ブッダ)は見られた。そして、〔わたしは〕精舎において〔彼と〕共に住んだ。
世尊は、まさしく、多くの夜を、野外で過ごした。そのとき、精舎〔の住〕に巧みな智ある教師(ブッダ)は、精舎に入った。
大衣を広げて、ゴータマ(ブッダ)は、臥を営んだ――岩窟にある獅子のように、〔あらゆる〕恐れと恐ろしさを捨棄した者として。
そののち、正自覚者(ブッダ)の弟子にして、言葉を為すことに巧みな智ある者、ソーナ(人名)は、最勝の覚者(ブッダ)の面前において、正なる法(真理)を語った(経典を読誦した)。
「〔心身を構成する〕五つの範疇(五蘊:物質的形態・感受作用・表象作用・形成作用・識別作用)を遍く知って、曲がりなき〔道〕を修めて、最高の寂静を得て、煩悩なき者となり、完全なる涅槃に到達するであろう」〔と〕。ということで――
……ソーナ・クティカンナ長老は……。