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8 テーラガーター

6.14. サッバカーミン長老の詩偈

この二足の者(人間)は、不浄で、悪臭があり、〔諸々の香料によって、悪臭から〕守られている。種々なる死骸(汚物)で遍く満ち、そこかしこから、〔汚物が〕流れ出ている。

隠れている鹿を奸計“わな”によって〔捕獲するように〕、魚を釣針によって〔捕獲する〕ように、猿を鳥餅によって〔捕縛する〕ように、〔迷える〕凡夫を、〔五つの欲望の対象が〕捕縛する。

意“こころ”が喜びとする、諸々の形態(色:眼の対象)、諸々の音声(声:耳の対象)、諸々の味感“あじわい”(味:舌の対象)、諸々の臭香“におい”(香:鼻の対象)、そして、諸々の感触(所触:身の対象)――これらの五つの欲望の対象(五妙欲)は、婦女の形姿のうちに見られる。

彼ら、〔欲に〕染まった心の〔迷える〕凡夫たちは、これら〔の婦女たち〕に仕え親しみ、おぞましき墓地を増大させ、さらなる〔迷いの〕生存を蓄積する。

しかしながら、彼が、足で蛇の頭を〔避ける〕ように、これら〔の婦女たち〕を遍く避けるなら、〔常に〕気づきある彼は、世における、この執着を超克する。

諸々の欲望〔の対象〕のうちに危険を見て、離欲〔の境地〕を「平安である」と見て、一切の欲望〔の対象〕から出離し、わたしによって、煩悩の滅尽は得られた。ということで――

 ……サッバカーミン長老は……。

 六なるものの集まりは、〔以上で〕終了した。

 そこで、摂頌となる。

 〔しかして、詩偈に言う〕「しかして、ウルヴェーラ・カッサパ、さらには、テーキッチャカーリン長老、および、マハー・ナーガ、および、クッラ、マールキャ(マールキャプッタ)、サッパダーサカ(サッパダーサ)、カーティヤーナ、ミガジャーラ、ジェンタ(ジェンタ・プローヒタ)、スマナという呼び名を有する者、ナータカムニ、ブラフマダッタ、シリマンダ、および、サッバカーミン、八十四の詩偈があり、しかして、ここに、十四者の長老たちがある」と。