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8 テーラガーター

4.8. ラーフラ長老の詩偈

すなわち、〔わたしが〕覚者(ブッダ)の子として存していることと、すなわち、諸法(事象)について眼“まなこ”ある者であることと、まさしく、両者を成就した「幸いなるラーフラ(人名:ブッダの実子)」と、〔人々は〕わたしのことを知る。

すなわち、わたしによって諸々の煩悩が滅尽されたことと、すなわち、さらなる〔迷いの〕生存が存在しないことと、〔まさしく、両者を成就した〕阿羅漢(人格完成者)として、施与されるべき者として、三つの明知ある者として、不死〔の境処〕を見る者として、〔わたしは〕存している。

欲望の盲者たち、〔愛欲の〕網に覆われた者たち、渇愛の覆“おおい”に覆われた者たち、怠りの眷属(悪魔)によって結縛された者たちは、網の入り口にいる魚たちのようなもの。

わたしは、その欲望を廃棄して、悪魔の結縛を断ち切って、渇愛を根ごと引き抜いて、〔心が〕冷静“おだやか”と成った者として、涅槃に到達した者として、〔世に〕存している。ということで――

 ……ラーフラ長老は……。