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9テーリーガーター

6.8.  ヴィジャヤー長老尼の詩偈

四回、五回と、〔わたしは〕精舎から出て行った。心の寂静を得ずして、心において自在なる転起なく。

わたしは、比丘尼のところへと近しく赴いて、恭しくも遍く問い尋ねた。彼女は、わたしに、法(真理)を説示した。しかして、〔十八の認識の〕界域(十八界)と〔十二の認識の〕場所(十二処)〔という諸々の法〕を――

四つの聖なる真理(四聖諦)を、〔五つの〕機能(五根)、および、〔五つの〕力(五力)を、〔七つの〕覚りの支分(七覚支)と八つの支分ある〔聖なる〕道(八正道)を――最上の義(目的)を得るために。

彼女の言葉を聞いて、わたしは、〔その〕教示を為す者となり、〔その〕夜の初更(宵の内)に、過去(前世)の生を思念した(想起した)。

〔その〕夜の中更(真夜中)に、天眼を清めた。〔その〕夜の後更(明け方)に、闇の集塊を破った。

しかして、そのとき、〔瞑想の境地がもたらす〕喜と楽によって身体を充満して住した。第七〔日〕に、〔両の〕足を伸ばした――闇の集塊を破って。ということで――

 ……ヴィジャヤー長老尼は……。

 六なるものの集まりは、〔以上で〕終了した。